望んではいなかったのですが もうすっかり「秋の夜長」
季節の変わり目についていくのがやっと
そんな歳を感じる
「ベリィショートの魔術師」
今回はオーダーにわりと多い
通称『マチルダボブ』についてお話したいと思います
リックベッソン監督の映画「レオン」のヒロイン
マチルダ役のナタリーポートマンですね!
この方のヘアスタイルが「カワイイ!」ということなんです…
では見てみましょう
厚みのあるリップラインの水平ボブ
チョーカーとのバランスも良いですね!
技術的にはそれほど問題ないスタイルなんですが(あくまでも私的には)
問題なのは
「毛質」と「骨格」
彼女はイスラエル人ですからね…
これをどうやって日本人に合う様にしていくのか?
サイドから見てみましょう
日本人はわりとフラット
<襟足の高さはリップラインに近い>
日本人は襟足長い
<後頭部の奥行き>
日本人は絶壁が多い….最近はわりと良くなってますが…
<前髪が浮かない>
日本人は浮きやすい
とりあえずザックリこれだけのハンデはありますね……
くせ毛っぽいところはパーマで表現出来ますが
骨格や生え際はどうしようもないですよね….
じゃあどうするのか?
人はそれぞれ骨格やクセ 生え際などは皆違います
なので
同じ長さ設定や カット構成でこのヘアスタイルを作っていくと
必ず失敗します(まぐれは例外ね 笑)
ポイントは
この「雰囲気」をそれぞれの個性でどう作っていくか?
そう! この「雰囲気」
を その人の個性に合わせて作っていくのが
失敗しないポイントなんです!
この長さのボブスタイルは
1cmの長さが命取りになります
例えばマチルダのバング(前髪)が
あと1cm短かったら? あと1cm長かったら?
バングの厚みがもう少し厚かったら?
もしそうだったら
全く別のスタイルに見えてしまうのです…..
もし貴方がマチルダになりたいのであれば
貴方に合ったカット構成や設定に作り替え
「仕上がりの雰囲気」を
マチルダを彷彿させる様に見せる事が
一番のポイントになると
私は
そう考えます。