最近東京五輪の新競技場問題にてよく出て来る言葉『レガシー』
最初にこれを聞いた時は、
『五輪競技施設をレガシーになるように建設か…ふむ』
『例えば国立競技場ならこうだな』
うん。
絶対違う。
レガシー違いだ。
気になって調べました。
元々、レガシー=legacy
意味は、遺産。先人の遺物。
ということです。
ちなみにこのレガシーには有形のものと無形のものがあります。
例えば、1964年の東京五輪のレガシーといえば代表的なものは[東海道新幹線や首都高速道路の整備、]などがありますね。これはポジティブな有形レガシーです。
逆に[体育の日]は無形のレガシーです。
上記の2つとは逆に五輪バブルが弾けて、その後の失業率などが上がってしまったなどということがあれば無形のネガティヴレガシー。
新しい競技場を作ったが、それがその後の競技での集客を満足に出来ず、赤字運営になってしまう場合はその競技場は有形なネガティヴレガシーとなります。
なので、東京五輪の為に作られる競技場は有形でポジティブなレガシーになるように検討に検討を重ねているということらしいです。
しかも、オリンピック憲章(国の憲法に値するもの)ではこのポジティブレガシーを残すことをかなり重要視しています。
初耳でした。そりゃあ、あれだけ揉めるわけだ。
そしてコンピューター界でもレガシーというのは存在します。
例えば、iPhone7でなくなった[イヤホンジャック]これは昔のシステムということでレガシーと言われます。
このように、今まで使われていたシステムをレガシーシステムと言います。
アップルコンピュータのiMacのように、キッパリとレガシーシステムを排除したパソコンも登場している。今後このようにレガシーシステムを使わない機器が増えるといわれているそうです。
このような、レガシーシステムと決別した機器のことを「レガシーから解放されている」という意味で「レガシーフリー」といいます。
美容師の世界でもこの【レガシー】とてもあります。
我々RENJISHIでは33年続いたカット技法という唯一無二の【レガシー】があります。
それはとてもポジティブなモノですが、不変的なものではありません。不変的なものになった場合それはネガティヴなレガシーになってしまいます。
何故なら33年前から世の中は、ヒト、ファッション、骨格、価値観その他多くのものが変化していっているからです。
どの業界にも言えると思いますが、【レガシーフリー】な自由で独創的な発想が【唯一無二なレガシー】を残す手段ではないでしょうか。
先人が残してくれたレガシーをより良く変革し、残していきたいと思いました。
小池都知事、キッカケをありがとうございます。