なぜこの原画展が入場料500円だったのか?

2016.12.02

神ってる男、いや髪ってる男松岡です。

先日私の敬愛するエヴァンゲリオンの製作をしているスタジオカラー10周年記念原画展に行って来ました。

IMG_1656

場所は原宿ラフォーレの6階。

入場料500円。

原画の写真は撮り放題。

私のiPhone7Plusのシャッター音が響きまくる場内。

そして、埋まっていく私のカメラロール。

IMG_1677

IMG_1678

最近思うのですが、こういった展示で入場料が【無料or低価格】そして今まであまりなかった【撮影OK】というものが増えたように思います。

昔のアート作品は中々観ることが出来ないので【希少価値】がとても高く展示会や美術展のチケット代も高価だったように思います。そして、必ず写真撮影は禁止。

たかがアニメの原画展と比べるなと思いの方も多いかとは思いますが、実際問題ダ・ヴィンチの【モナ・リザ】もゴッホの【ひまわり】もピカソの【ゲルニカ】もムンクの【叫び】も全部このiPhoneでググれば見ることが出来ます。

※もちろん【生】で観る経験には敵いませんが。

でも、エヴァの原画はネットには転がっていません。

ラフォーレ6階に行かないと見れない。

だから原画なんだって。

こんな鉛筆で描いた下書きなんだって。

IMG_1550

価値の見出し方も人それぞれですが、どのくらいの【対価】でより多くの【リターン】が生まれるか?

今回は【500円】で【原画見放題&撮り放題】というもので、支払った金額に対してリターンがかなり大きくなったなと思いました。

そう。

得したって事です。

お金を支払う時に『こんなに安くていいの!?』って思って頂けるサービスが出来るように前進して行きたいと思います。

世の中には前髪カットだけで6000円という美容師さんも出て来ているみたいですし。

 

何もない部屋で一枚の絵だけ飾って、無音で蛍光灯だけで開く展示会。これは多分国宝級な絵じゃないと人は集まりませんよね?しかも撮影禁止。

一方、装飾も照明も絵のバリエーション、見る人の動線、全て来場者に楽しませるように空間を演出する事が現代っぽいのかな?それで撮影OKにしてSNSでハッシュタグ付きで拡散しまくり。

色々なモノの見せ方を考えさせる。そんなスタジオカラー10周年記念原画展でした。

最後に一言。

『おめでとう』

1903307C-4D6C-43B7-8F1F-34E53C934B20-8511-00000F6095C6C3B3_tmp