すいません、僕は美容学生ではありません。吉祥寺で働く三十路の美容師です。
先日【何者】を観ました。
ネタバレしますので観てない人は僕の他のブログをご覧下さい。
まず…
有村架純さんは…
可愛い!!
はい。
この映画は就職活動をする大学生5人の若者がそれぞれの価値観で就活に向き合う中で、TwitterというSNSの中で等身大の自分ではない『もう1人の自分』を作り出し、見栄、嫉妬、憧れ、軽蔑、劣等感などの様々な感情を吐き出しながら、そんなお互いをSNS上で観察し合う。そしてリアルでは切磋琢磨して就活に向かう。
という現代のSNSの問題にフューチャーした映画である。ように感じる…
昨今【承認欲求】が日々強くなるので、Instagramでオシャレなカフェにいる自分をアップしたり、Twitterで3時間しか寝ないで仕事だわぁとか呟いたり、Facebookでイイねを稼ぐ為に集合写真の全員をタグ付けしたりするこんな世の中…
あっ!!
全部僕やったことあるわ!!
そしてこのブログも図々しく自分のSNSでリンクを貼り付けていきます。
話を戻しますが、【何者】は就職活動の物語ではなく、現代のSNSでの二面性にクローズアップしております。
黒い自分はTwitterで別アカ作って呟けばいいんです。批判されたくなければInstagramも鍵をかければ問題なし。
でもそれで、上手く心のバランスを取れてればいいのでは?と、私は思いました。
と、同時にSNS上ではなく美容室がそれに変わる役割が出来るのでは?と思いました。
【美容室】の担当美容師というのは、基本他人であり、お客様のプライベートを見ているわけではありません。
ご来店中のお客様とだけコミュニケーションを取っています。
なので、【美容室】はお客様にとって外界から遮断された【限定的空間】なんだと思います。
だから、SNSで溜め込んだものを吐き出すように美容師にそんなコトを愚痴ったりしてもいいんではないでしょうか?
我々美容師は少しでもお客様に笑顔で気持ちよくお帰りして頂きたいと思います。
髪を切るだけでなく、デトックスして頂ける美容師になりたいと常々思っております。
ここまで書いてタイトルの【美容学生の就職活動】について一度も触れていないことに気付きました。読んでくれている美容学生の皆さんごめんなさい。
私の就活時代は10年前専門学生二年生の時、周りよりかなり早く弊社に内定を頂きました。
その時はSNSもあまり普及していませんでしたし、僕は内定通知を見た時普通に『よっしゃー!!』と叫びました。
なので、クラスメイトにはウザがられてたかもしれません。
しかし今はTwitterで呟く。そうすると全世界に発信していることになります。
クラスメイト40人から地球人73億人へ。
SNSと上手く付き合っていきたいです。
映画は面白かったのでオススメですよ☆
帰りにウチの前に可愛い黒猫がいたので貼らせて頂きます。
『お前は何者?』
『吾輩は猫である。』