吉祥寺で美容師をやってる三十路男性です。
RENJISHIという美容室で働いているのですが、当店では月に一度ヘアスタイルの撮影会があります。
スタイリストがモデルさんを見つけて来て、定休日にヘアスタイルの作品を撮るのです。
今週もそのスタイル撮影会が行われました。
この日来るモデルさんは3名。
僕のモデルさんは一番最後に来る予定で、後の2人は来店されて撮影の仕込みをしていました。
そんな時…
『チーン』
そう、その美しい音色はRENJISHI吉祥寺店のエレベーターが開く音。
『遂にやって来たか』
と、モデルさんが来るのを目視する私。
間違いなくぼくのモデルさん。
アシスタントがお荷物を預かろうとモデルさんに近づく様を遠くから眺めながら静かにフロントに向かう僕。
そこで、モデルさんが放った一言。
『スズキさんのモデルできました、藻DELL子(仮名)です☆』
スズキさん?
何を隠そう僕は松岡という熱い苗字を持っています。
しかも名前は『ケンシロウ』という中々パンチのあるものです。
しかし、目の前にはスズキさんのモデルで来たという美しい女性。
完全に見覚えがあるお顔です。
こうなれば僕のやることは1つしかありません。
『お待たせしました!スズキです☆今日はよろしくお願いします(^^)』
これで完璧です。
後は一生懸命やるだけ。
メイクをして…
スタイリングをし…
撮る!
日本人としてこれ以上ない偉業を成し遂げた偉大なMLBプレイヤーと同じ苗字に間違えられた僕に迷いなどありません。
出来た作品こちら。
名前なんてただの飾りです。
大事なのは何を残したか。
これからも日々良いスタイルを創っていきたいと思います。
松岡スズキ from RENJISHI
P.S.
最終的にはキチンと名前を覚えてもらえました☆