RENJISHI HISTORY エピソード14

2017.07.01

契約も無事に終わり、内装デザインの打ち合わせをスタートさせますが、ビルのオーナーさんにデザインの説明をして許可をとらないといけま せん。そのフロアーは天井が若干低いのが欠点で、天井にコンクリートの梁があるので高さを出す為にそこは削ることは出来ませんから、ある程度残してアーチ 型で50㎝くり抜く事にしました。ビルオーナーさんにも確認をとったはずでしたが、オーナーが途中何度か現場を見に来て下さいましたので何度か詳しいお話 も出来てたのですが、削る工事が終わったとたん天井を見て『何だこれは!』とお叱りを受け「こんなの聞いてない」と言われましたが、後の祭りでして… もう既にくり抜いた後でした….。
天井の件は説得して何とか受け入れて下さりました。しかし一安心もつかの間、今度は窓枠のサッシが気に入らず窓枠を違う素材で囲ったら、もう呆れられオープン前から問題ばかりでした…。

内装も出来上がり、次は大事な外看板(ビルの外壁等に設置してお客様にアピールする物)の設置です。これもまた管理会社の確認を取る訳ですが、外 看板の大きさや形状の制約はあるものですが、色合いについても制約がある様で、看板の図面もいくつか出しましたが、ビルのイメージを損なうと了承してもら えず、何とか協議し、修正して完成しました。まぁ色々問題は尽きませんよね。

以前の青山店から二年以上経ちましたが、念願の表参道沿いで営業する事が叶い、スペースも倍の広さを確保しました。
ビルの下は何百倍もオシャレな人達が沢山歩いています。きっと新規のお客様も沢山、、とかなりの期待をしてわくわくしながらオープンを待っていたのを覚えています。

次回はその後の状況と思惑のズレ等交えてお話します。