お客様と話すということ。

2016.02.26

よくお客様に言われる事の一つに 「美容師さんって作業しながら話す事ってすごいですね。」 と、言われます。

個人的にはその言葉の意味がわかりませんでした。 普通なんですよね。毎日してますから。

 

それについての僕個人的な見解です。

あまり会話をしたり作業をしているという感覚はありません。 もちろんカットしたりカラー塗ったりの 作業、お客様との会話。

どちらも楽しくさせてもらってます。

でもそれは一つの過程です。 美容師の仕事というのはお客様を可愛く、 もしくは綺麗にする事。

当然ですが可愛い、綺麗な髪型を乗っける訳では決してありません。

お客様の要望をベースに施術していくのですが、その時に話す会話や空気でお客様という一人の人間を感じ、 それを表現する為に手が動く。 という感覚です。(僕の場合ですが) なので会話という感覚というよりはお客様を感じているって感じです。

なので会話しない時だってあります。 お客様との空間を感じる為に どんなシチュエーションを創っているのかを大切にしてます。 髪を切ってるという感覚とも少し違うかもしれません。

昔は一生懸命カットして一生懸命話かけていた事もありました。 (僕のアシスタント時代を知っている方は分かると思いますが、、、)

その時は美容師の仕事。という事を勘違いしてたんだなー。 と今は思います。

 

そんな昔の経験を経て僕が美容師として大切にしている事。

パーソナルの似合わせ という事を大切にしています。 当たり前ですかね笑 でも本当に大切にしています。

スタイリングがやりやすいとかまとまるとかっていう事は当たり前で、人にフィットしたヘアを創っていく美容師でありたいのです。

いつからかそれを大切にしていたら、 会話になっていたり 手が動いていたり しました。 美容師として出来る事。 これからも大切していきつつ、 楽しんでいきたいです。 (写真は意味ありません。)

ぶ