RENJISHI HISTORY エピソード6

2017.06.23

お陰様で沢山の方々に声をかけていただく様になりましたが、あるメーカー様の依頼でヘアショーをやって欲しいと言われ、最初は経験も無く 見に行った事もなかったですから、すぐに「お願いします」とはいかず、考えた末に受ける事にしました。当時のヘアショーと言えば、カットするシーンを見せ て今で言えばスタイリングが多かったようです。勿論カットは見てもらいかったし、やってもみたかったですが、時間もあまりなくフォーメンション組んでモデ ルウォークしてもらう事にしました。同じ見てもらうなら「らしさ」は出さないとと思い感性を感じとってもらおうとファッションショーでやっているような セッティングで行いました。結果、受けは良かったようでした。見ている美容師さん達も撮影作品は少しは見てくれていた方もいたでしょうが、ライブは初めて でしたからどんな仕事するのか興味はもってくれた様子でした。撮影も好きでしたが、ライブはまた違う感覚があり、とても楽しい仕事で味をしめてしまいまし た(笑)。

ライブはサロンワークと違って、毎日するものではないので、そう簡単に出来ませんよね。何があるか分からないし、生ものなので、予測不可能なとこ ろがあります。でもドキドキした楽しい感覚だけが残る様な気持ちは自身で確認できました。現在は業界全体が、ショーをほとんど開催しなくなりましたが、そ の頃は500人1000人、2000人の規模でのステージが多かったですし、ショー自体20分〜30分くらいが主でしたので、いろんな演出が表現できまし た。連獅子のショーのコンセプトは「ドラマティック」ですから、新しい事にもチャレンジしようとしていました。
ショーの話は長くなりますから、次回第八章でしっかり書いてみたいと思います。お楽しみに。