RENJISHI HISTORY エピソード5

2016.05.11

吉祥寺店がオープンして三年目の後半に入った辺りでしたが、「青山に出店」の話が湧いてきました。スタッフも順調に育っていましたから、勢いもあって「東京ならやっぱり青山に出さなきゃ」みたいな気持ちもあったりして、結局青山学院大学の真横にオープンする事になりました。

最初は学校の隣だし、少しは学生さんもと期待してましたが、一年間は青学の方は一人も来店されなかったですね….。後に聞いた話ですが、店舗が二階でしたから学園内から見えてはいたそうですが、兄が拘った内装をした事と漢字で【連獅子】の看板ですから、懐石料理店だと思われていたそうです。

一号店は居酒屋で、二号店は懐石ですよ。(笑)
吉祥寺の三分の一にも満たない青山のフロアでしたが、苦戦しましたね。しかし、時には通りがかりに芸能人やタレントの方々なんかもいらしゃって下さり、それなりに約10年間営業しました。その後の話は章の進み具合で織り交ぜてお話致します。
その頃私は青山店に月曜日だけ出勤していました。殆どのフロアワークを吉祥寺でこなしており、数字は勿論の事、教育に力を入れスタイリストを量産すべく日々バタバタとしていました。その頃から徐々にメーカー様やディーラー様から、講習のお話をいただく様になりましたが、兎に角余裕が無くサロンも無休で営業していました。

休みとなるとスタジオワークに励んでいましたから、とても地方で講習等は頭になく、せっかくのお話もお断りする状況でした。

しかし、あるメーカー様のお話をきっかけに…

続く
RENJISHI 五十嵐

 

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