RENJISHI HISTORY エピソード1

2016.05.07

五十嵐です。

今日はRENJISHIがオープンした日、1983年6月1日当日の出来事について話します。
この日は朝から天気も良くなく、曇りや時に雨がパラつくスッキリしない日でした。

オープニングスタッフは10名でスタイリスト6名、アシスタント4名でした。

当時、広告といえば新聞折り込みでした。とにかく目に止まる様に紙質にこだわりました。厚くしっかりとしたもので、『丸めて捨てられない』そんな質の高い物を選びました。

また広告のデザインの中に当時でも珍しい光沢感のあるシルバーを使いサロンイメージを膨らませていただけるよう作りました。当初広告にはかなりお金をかけました。

これが、お客様の目を引いたらしく朝から予約を頂戴し、まずまずな初日を迎えることが出来ました。最初のイメージ戦略は大切ですね。

この日のエピソードとして印象に残っているのは、最終受け付け間際に男性のお客様が飛び込みでいらっしゃって下さいました。後からわかったのですが、その方はウチを居酒屋だと思いドアを引いたらしいです。今は英字のロゴを使っていますが、その頃は漢字で『連獅子』と書いていましたから、間違うのも無理ありませんね。当時の美容室はオーナーの個人名を使うのが主流でしたから珍しかったに違いありません。
あとになりましたが、連獅子の由来は読んで字のごとく獅子が連なると書きます。先ず個人を売るよりサロンを売り出したいと考えていましたから、連獅子に来店していただければ、どのスタイリストが担当しても、クオリティの高い技術とデザインを提供出来る。そんなサロンにしたかったからです。

ヒントになったの は、サッスーンが毎年ニュースタイルを全世界に発信していた作品の中にザ、カブキと言う作品を出しのですが、なんとそれは日本の歌舞伎の連獅子をアレンジしたものでした。これだー!と感じ、全世界に発信するには国籍フリー、つまり無国籍発想が必要だと思いサロンネームにつけたしだいです。ここから連獅子の歴史が始まったのです。
続きはまた。

RENJISHI 五十嵐

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