削ぎ過ぎダメ絶対!

2016.05.20

新調したスプリングコートの登場回数が少ないまま 半袖の季節がやって来てしまいました 。

気温25度 真夏はこれより10度は高くなってたはず・・・

過去の暑さが思い出せない河野Dです。

さて今回は「髪を削ぐ」事についてザックリ話したいと思います 。

大昔 カーラーなどで巻いて逆毛を立ててヘアスタイルをつくっていた時代 髪の毛をレザーなどで削いでいました 。

そして革命的な カット&ブローの時代がやって来て

髪の毛をおろして形になるボブやワンレンが蔓延ってた時は

髪の毛をあまり削いではいませんでした・・・

やがてナチュラルテイストの時代がやって来て

髪を柔らかく軽やかに見せるため 髪を削ぎ始めました。

同じ削ぐでも大昔とは手段や目的が違います。

そして現在 技術の発展により 削ぎは必要に応じて使われるようになりました。

と思ったら 未だにスカスカ(必要以上に削がれた状態のヘアスタイル)のヘアスタイルの方を見かけます・・・

またそのようなスカスカの髪でお客様として来店されます。

RENJISHIではもちろんレザー使用は禁止ですし

削ぎ過ぎスタイルは「悪」と見なされます。

決して「削ぎ」はダメと言っているのではありません。

必要以上な削ぎ「過ぎ」が悪なんです。

私が見る限りでは レイヤーやグラデーション(段差をつける)技術が未熟なため

あまり入れず その結果重くなり「削ぎで重さを減らす」という事になっている様に思えます 。

そうして作られたヘアスタイルは当然型くずれが早く(というかもともと型が無い) 伸びて来たとき根元が重く見えてきます 。

そうするとまた削ぐ また削ぐ また削ぐ・・・・

結果毛先だけがペラペラになってしまいます 。

最後にトリートメントを進められるパターン。

昨今の美容道具(薬剤や器具)は素晴らしい発展を遂げています。

私がなりたての頃(30年前)と比べると 狼煙(のろし)とスマフォぐらいの差があります(笑)

それにくらべて カット技術がまだまだ未熟な気がします。

道具に頼り過ぎ・・・

もっともっと研究の余地があり まだまだ伸びしろが見えるので 未来の美容師の為に 更に研究していきたいと 最近飲んでる時に思いました(笑)

 

ではでは

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